山々と清流豊かな群馬県桐生市に佇む古刹 大蔵院へようこそ

大蔵院は傳教大師最澄上人による創建から数百年の歴史がある、豊かな自然に囲まれた閑静なお寺です。
美しい山々や清らかな川の穏やかな雰囲気は、訪れる人々に心の平和をもたらします。
当院はいつでも皆様のご参拝をお待ちしております。

六地蔵

由緒

当山は、天台宗総本山比叡山延暦寺の直末寺でございます。傳教大師最澄上人が東国地方を教化巡錫され上野(群馬)、下野(栃木)を教化せし折り桐生の里に一草庵を建立いたしたのが大藏院の開創であります。

大藏院と桐生天満宮との関係は、桐生豊綱のころ、佐野より清蔵院なる山伏(祈祷師)があり、祈祷をもってその名を知られていたので豊綱は彼を迎え上久方字館の山王に居住させて桐生家の祈願所としたのであります。その後、清僧となり下久方字谷の大中牢の林に一宇の寺を建立し、桐生家の為に祈祷僧としての役目を果たしたとあります。桐生城落城後に赤城の森に移りその後天満宮の別当寺となり、慶長11年(1606年)、清蔵院から大藏院と寺名を改め、更に正保4年(1647年)常祇の薬師堂も天満宮境内に移したという。

 時代は下がり明治維新の神佛分離以前は大藏院は現在の天満宮境内にありましたが明治政府の政令により現在地の桐生市東久方町に移転し、時の住職が天満宮の御神体(菅原道真公及び本地佛の十一面観音像)を持参し現在は当寺の観音堂(金比羅様)護摩堂に護持奉安しております。

 児童福祉活動として大藏院境内にて社会福祉法人大蔵会桐生北こども園を運営しております。

由緒

著名人物墓所

森 喜作 もり-きさく

1908-1977 昭和時代のキノコ栽培研究者。

明治41年10月4日生まれ。昭和18年小木片に菌糸を培養した種駒(たねごま)によるシイタケ栽培法の特許をとる。郷里の群馬県桐生市に「きのこ会館」を建設し,栽培技術の開発・普及,消費拡大のため国際的に活躍した。昭和52年10月23日死去。69歳。京都帝大卒。著作に「椎茸健康法」など。

岩瀬 吉兵衛 いわせ-きちべえ

1746-1822 江戸時代中期-後期の織物機械製作者。

延享3年生まれ。下総(しもうさ)結城(ゆうき)郡(茨城県)の人。安永7年上野(こうずけ)(群馬県)桐生にうつり,織物機械の製作,改良につとめる。

山城(京都府)淀を視察し,天明3年動力に水車を利用する八丁撚糸機を考案した。文政5年死去。77歳。

著名人物墓所